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韓国ハロウィンでの痛ましい事故。事故現場となった梨泰院とはどういう場所?

韓国・ソウルの繁華街である梨泰院で29日夜、ハロウィン・フェスティバル中に発生した悲劇的な事故。

韓国からの報道によると、消防当局は、外国人26人を含む156人が死亡150人以上が負傷したと明らかにしました。日本人の犠牲者が含まれていることが判明。日本人の犠牲者は10代と20代の女性2人。

楽しいはずのハロウィン・イベントが一変。2014年4月に発生し304人が死亡した「セウォル号沈没事件」以来の悲痛な事故となってしまいました。

YTNテレビによると、午後11時(日本時間同)ごろ、著名人が訪れた居酒屋に大勢の人が殺到して事故が起こった。負傷者の多くは20代女性とみられる。31日のハロウィーンを前に、約10万人が梨泰院を訪れていた。

梨泰院には、31日のハロウィーンを前に多くの人が集まっていた。死傷者の多くは若者という。

有名人が訪れた居酒屋に多数の人が殺到して事故が起きたとも報じられている。日本大使館によれば、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

引用「時事通信社」

事件時にいた男性によると、密集した若者らが坂の下へ向かって次々に折り重なるように倒れたという。消防は多くが圧死したとみている。負傷者のうち15人は外国人。

引用「KYODO」

この痛ましい事故が発生してしまった梨泰院とはどういう場所なのでしょうか。

この記事では、

韓国・梨泰院とはどのような場所なのか

についてみていきたいと思います。

韓国・梨泰院はどんな場所?

ソウルの中でも外国人率がもっとも高い異国情緒あふれる街。革製品とビックサイズの服屋さんで有名。駅前の通り沿いには工場を持っている革専門店がたくさんあり、特に日本より安く革モノオーダーできると人気!また焼肉屋さんや多国籍の料理専門店が点在し、夜になるとバーやクラブでさらににぎやかに!

引用「SEOUL NABI」

ここが韓国であることを忘れてしまうほど国際色豊かな街となっています。

朝鮮戦争後に「龍山米軍基地」が建てられたことで、この米軍基地関係者を中心に外国人を相手にする店が集まり、外国人街が形成。2013年から米軍基地は京畿道平沢などへ段階的に移転しましたが、梨泰院は観光特区に指定され、現在も韓国を訪れる外国人が必ず立ち寄る観光名所となっています。

また、弘大前、江南駅と共にソウルで最も人気のあるクラブ街としても有名。

全体的に外国人が多く、世界各国の飲食店が立ち並ぶ。日本でいうと六本木のような感じ。

ソウルの中心地「明洞」からは地下鉄で17分ほどの場所で、タクシーでも500円前後で行けます。

梨泰院のグルメや観光については「SEOUL NAVI」に詳しく記載されています。

「六本木クラス」の元となったドラマのロケ地

梨泰院は、竹内涼真さん主演のドラマ「六本木クラス」の元となった「梨泰院クラス」のロケ地として、観光ツアーが組まれるなど、ドラマファンからも人気の場所です。

韓国で大ヒットしたドラマとなり、最終回の視聴率は16.5%を記録。これは2020年時点でのJTBC史上3位、韓国のケーブルテレビ史上7位の高視聴率。

現在では、ビデオオンデマンドサービスのNetflixで、Netflixオリジナル作品として2020年3月より日本を含む世界に配信されています。

まとめ

今回は悲痛な事件の現場となってしまった梨泰院とはどんな場所かについてみてきました。

元々外国人から人気の観光スポットであり、韓国政府が新型コロナウイルスの防疫政策を緩和したことから、多くの観光客が現場にいたとみられています。

今年3年ぶりに規制のない状態で開催される日本のハロウィン。いつも話題となる渋谷や道頓堀などの繁華街でも同様の事故を2度と起こさないよう注意が必要だと実感しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。